理事長からのご挨拶

社会福祉法人清水基金

理事長 塚 本 隆 史 

清水基金は、昭和41年、清水建設株式会社社長清水康雄氏の「同族四家の共有財産を社会に還元して、心身障害者の福祉向上に尽くしたい」という強い思いと、その趣旨にご賛同いただいた方々の一方ならぬご尽力により発足することができました。そして平成27年、創立50年を迎えました。 昭和30年代、定める法もなく、重症心身障害児たちは、国の保護を受けられませんでした。島田療育園を通して、その子供たちに出会った清水氏は、力になりたいと決意し、1400万株の清水建設株式を基本財産とする清水基金を創設しました。 それ以来、設立の趣旨に忠実に、障害児・者の福祉の増進を目的として活動する社会福祉法人及びNPO法人の建物や設備などの整備事業や、時代と共に変化する要望に応えて車両や授産機器類にも助成対象を広げ、平成28年度までに3,257件、111億円を超える助成を続けてまいりました。助成先の選定に当っては、「現地調査を行うことで適否を誤らない現場主義」を愚直に貫き、真に支援を必要とされている法人を支援してきたと自負しております。 昭和57年には、障害者福祉の質の向上には、施設整備などの物的支援だけでなく、福祉を担う人材育成が不可欠との考えから、海外研修事業に取り組み始めました。これまでに200名を超える方々が研修に参加されました。研修生からは、海外の福祉の現場に触れたことで、「考えるきっかけを与えられた」「自分の進むべき道を確認できた」などの意見が寄せられ、有意義な機会を提供できたと考えております。 また、平成28年度より年2回の頻度で新たに開始した国内研修事業には、より若い世代の法人職員の方々にご参加いただきます。今後着実に実績を積み、所期の成果を発揮してくれるものと期待しております。 今後もわが国の社会福祉サービスの向上に向けて、微力ながら支援を継続してまいります。 これからも、皆様の一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。