第36回海外研修終了

平成29年度、第36回海外研修生の5名が研修を終了し、先日全員が無事に帰国しました。

4月14日に日本を離れ、アメリカシカゴにて10日間の合同研修、個別研修を行いました。

シカゴでの合同研修では、昨年同様、イリノイ大学八巻准教授の下、シカゴ周辺の障害福祉サービス(以下、サービス)を行う事業所や関係機関の見学、アメリカやイリノイ州における障害福祉に関する歴史やサービスについて講義を受けました。参加する研修生の研修テーマや興味ある分野に関連して、今年は新たに、日本でも取り組みが進んでいる考え方「本人中心」の支援を行う”Person centered approach”について学んだり、自閉症児専門の特別支援学校を見学させていただき、学びを深めました。

個別の研修では、1ヶ月コース3ヶ月コースの研修生それぞれが、自身の研修テーマに沿って、自分でアポイントを取った研修先にて見学やヒアリング等行ってきました。毎年大きなトラブルもなく皆無事に帰国していますが、今年はちょっとしたハプニングに見舞われた方もいらっしゃいました。しかし、そのハプニングも一つの経験、学びとなったようです。
海外研修は、海外の障害福祉を学ぶということは大前提ですが、海外の生活や文化に触れる経験を通して研修生の方自身の成長にも繋がるのものではないかと感じました。

毎年恒例となっている帰国報告会が今年も11月に実施されます。
その際、研修に関する学びはもちろん、研修で得た様々な経験についても、研修生の皆さんにたくさん伺いたいと思います。

【掲載写真】
左側:自閉症の子どもやその親・教育関係職員等に対して障害の理解や支援方法に関する情報提供等を行う機関の見学の様子
右側:行政機関職員の方による講義の様子